大事なお庭のお手入れ料金は、依頼している業者によって差があります。ましてや基準となるものがないので、一方では数千円といわれたのに他方では数万円といわれた、などという事例が存在します。
例えばシルバー人材サービスさんなどは安いと評判ですし、大手の有名な企業さんなどは高いなどさまざまです。
本当に今現在、植木屋に支払っている価格で大丈夫なのか、営業地でもある大阪を基準として、適正価格について考えてみました。
大阪の植木屋の適正価格
それでは大阪の植木屋の適正価格はどのくらいでしょうか。
ホームページで値段を記載していても、実際は異なってくる場合が多いために、一つの目安として公共工事の単価を調べてみました。
関西(近畿)の造園工公共工事労務単価は以下の表のようになります。
単価/都道府県 大阪府 兵庫県 京都府 奈良県 和歌山県 滋賀県 福井県 近畿平均 令和元年度 20,300 19,300 20,300 21,200 20,000 20,300 19,600 ※20,142 令和2年度 20,900 20,000 20,900 21,900 20,600 20,900 20,100 ※20,757 出典:報道・広報 – 国土交通省http://www.mlit.go.jp/report/index.html
公共工事設計労務単価(基準額)の単価表より抜粋
公共工事単価が令和元年は近畿平均で20,142円、令和2年は20,757円ということで、この単価を基準として植木屋・造園会社に支払う金額を考えてみればよいのではないでしょうか。
ちなみに労務単価とは、雇用に伴う経費や保険料などは含まれません。単純に1日8時間働いたとしての基準値です。
ですから一日あたりに請求される金額が20,757円に労務関係経費などを入れた料金が、適正な料金になるだと考えます。
この数値は、規模が大きくなればその分雇用が多くなり、経費もおおくなるため、利益を出すために上乗せる金額は、個人で営んでいるより大きくなるのが一般的です。
ですから、お客様自身がお見積もりを取られてサービスにあった仕事をする植木屋さんを見つけてはいかがでしょうか。
造園工と植木屋の違い
上記で記載されている造園工ってご存知ですか?植木屋と呼ばれる方もおられるでしょうが、国の建築事業種目として植木屋という呼称はなく、造園業という業種となっています。その造園業で働く人たちのことを造園工といいます。
では作業内容が違うのでしょうか。答えはほとんど同じです。では造園業者と植木屋との違いはどういったものでしょうか。これは指定業者として公共事業に携わろうとすると許可業種は造園工事業が主となり、造園業者として屋号も登録している会社が多いものと思います。
要するに、力のある資本の大きい会社などが○○○造園、個人事業主が植木屋○○○となっているケースが多い気がします。
緑にかかわり、造園工事や庭園管理、緑地管理などを行っているところに従事している方は、植木職人・造園工と呼ばれています。
まとめ
造園工の労務単価は、他業種に比べて決して高いものではありません。
その単価を基準としてエスリーフでは「お庭のお手入料金」を設定しておりますので、大阪で植木屋にお仕事を依頼するときに参考にしてみて下さい。