一般的にもよく知られているアブラムシですが、その種類は非常に多く、庭木や花木にとってはやっかいな害虫です。
新芽や新葉、花のつぼみや茎などに群生し吸汁して、植物の生育を阻害する吸汁性害虫です。
また、排泄物によってすす病を誘発させる原因となります。
吸汁性の害虫なので、その汁液を吸う行為からウイルスや細菌を媒介することで、ウイルス病や細菌病の発生源となり、非常にやっかいな害虫の一つです。
発生しやすい庭木・花木
草花や庭木など、ほとんどの植物に発生します。
庭木では、ウメやモミジ、サルスベリ、ゲッケイジュなどでよくみかけますが、先のとおり殆どの植物に発生するため、お庭でみつけたら即駆除することが重要です。
葉が縮んだり、茎が黒っぽくなっていたら、発生している可能性が高いので、よく観察して駆除するようにしましょう。
発生期間
その期間は非常に長いのが特徴で、3月頃から10月頃まで発生します。特に多いのが4月~6月頃の梅雨に入る前と、残暑の9月~11月によくみられます。
駆除方法
薬剤での駆除が一般的です。薬には弱いので薬剤散布することで、簡単に駆除することができます。
効果のある薬剤は寄生種のアブラムシも存在するため、浸透移行性の殺虫剤を使用することがおすすめです。(例:オルトラン)
ただし、その種類が非常に多いために効果が薄いと感じたら、違う薬を散布しましょう。
ご家庭でできる薬剤を使わない駆除方法
牛乳を薄めて散布すると効果があるといわれていますが、薬剤に比べると低いと思われます。
ただし、家庭菜園の野菜やハーブなどに薬をかけたくないという方などにとっては、良い方法ではないでしょうか。
また一般的ではないと思いますが、天敵であるテントウムシで捕食してもらうという方法もあるそうです。
発生予防
アブラムシは反射光が苦手なため、CDなどを吊り下げておくと効果があるといわれています。
ただ実際に設置しているお宅でも見かけることがあるため、効果的なのかどうかは分かりません。
まとめ
庭木や植木などお庭の樹木の生育を阻害する害虫、アブラムシ。
発生してしまったら、早めに駆除しないとお庭全体に被害が広がる恐れがあるので、大阪で薬剤散布・消毒ならエスリーフへお任せ下さい。