その名のとおり貝殻のような堅い殻に覆われていて、駆除の難しい害虫のカイガラムシ。
粉をかぶっているようなコナカイガラムシ類やロウで覆われているようなロウムシ類など、非常に多くの種類が存在します。
寄生して樹液を吸うため、植物の成育を阻害して、ときには枯らしてしまう事もあります。
また排泄物からすす病を発生させることで、二次的な被害もおきやすいので、庭木を防除するために、特徴や防除方法を覚えておきましょう。
発生しやすい庭木・花木
あらゆる樹木に発生し、多くは茎や枝・葉の根元に寄生して樹液を吸い取り、樹勢を弱らせる原因となります。
発生期間
孵化した幼虫がよくみられるようになるのは5月~7月頃ですが、一年を通してみることがありますので、年中ということになります。
駆除方法
非常に駆除しにくい害虫として知られておりますが、幼虫の間は薬剤も効果的ですから、5月から7月の幼虫期間にスミチオンやオルトランなどを散布します。
成虫の休眠期である冬の落葉期である1月から2月頃に、マシン油乳剤を散布することで発生を抑制することができます。
ご家庭でできる薬剤を使わない駆除方法
コナカイガラムシ類以外の多くは、固着しているものがほとんどですから、その部分(主に茎や幹、葉元)を観察して見つけたら、歯ブラシなどで樹木を傷つけないように擦り落としましょう。
予防方法
休眠期に駆除しておくことで、幼虫の発生を抑制できます。
また、風通しが悪いと発生しやすくなるので、剪定することで密生させずに透かすことも効果的です。
まとめ
庭木の景観が悪くなるとともに、樹木に寄生し吸汁することから成育も悪くなるので、予防につとめ、見つけたら駆除してしまいましょう。
「大阪で害虫のカイガラムシの駆除」でしたら、エスリーフにお任せ下さい。